偏微分方程式講義(2017年度)の試験問題とその解答を公表する。
偏微分方程式講義については現役の時から
講義は難しいかもしれぬが試験は易しい
事を原則としてきた。今回の講義でも一応その原則を通しました。その代わりレポート問題は難しくしたので、学生さんは随分苦労して解いていたようでした。内容を深く理解するためにはこの事は大変良い事だと思います。
という事で易しい試験問題
解答
講評
各問い 20点 で 80点満点 である。
部分点は、原則 5点 刻みで与えた。採点方法は、大体減点方式とした。問題自体が全て予想された問いばかりなので、採点は厳しくした。如何に細かくともミスが見つかれば減点対象。
問4を除いて全て基礎的な問題である。教科書を勉強していれば容易に解ける問題ばかりを選んだ。全般の講評だが、予想通り大変良好な結果がでた。半数以上の学生さんが60点以上を獲得していた。試験準備してきた学生さんにとってはかなり易しい問題である。ほぼ全員がすべての問題に解答していたが部分的誤りやミスはかなり多かった。
試験の満点は2名だけだったが、レポート採点を加えると満点続出になってしまった。レポート加点が多すぎたようでこれは反省材料である。
満点の2名。
1161203081
1161203107
75点を取った学生さんは沢山いるので省略。マイナス5点の理由の殆どが4番の2重フーリエ級数展開の係数が間違っていた。L^2空間での正規化がイマイチ理解されていなかったようです。
全てのレポート加点を済ませて、成績の集計をするとさらに良好な結果になった。何と100点が16名もいる。レポート配点(34点満点)が多すぎたようである。合格者の大半は優である。不合格者は未受験者を除いて9名(如何に易しい問題とは言え、勉強してこなければ合格できません)。履修者総数70名なので、相当に良い成績であった。 以上
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