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2016年3月21日月曜日

バルセロナ旅行記 XVI

今回はガウディの家博物館を紹介する。 一旦はグエル公園を出て、この博物館を探したのだが、見つからない。道行く人に尋ねると元来た方向にあるという。公園の横にあるという地図を見ての思い込みが間違っていて、公園内に博物館はあったのである。案内役の私としては全く面目ない次第であった。

それで再度グエル公園に入園して、目的の博物館を見つけ出した。正面エントランスの右手方向にあった。

木立ちの向こう側に見える建物がそのガウディの家である。

 
正面玄関
 
 
2階窓の意匠
 
 

Wikipediaには博物館の詳しい説明が見あたらなかったので、ガイドブックからの記事を引用する。

ガウディの家博物館

グエル公園のモデルハウスとして、ガウディの協力者であるフランセスク・ベレンゲールが設計した。しかし中々買い手がつかなかったため、ガウディが買い取り、病気の父親と、両親を亡くした姪、女中とともに移り住んだ。1906年から亡くなる少し前の1925年まで約20年間をこの家で暮らす。ガウディが住んでいた当時を再現した館内には、彼の設計したテーブルや椅子、協力者達の作品が展示されている。

フランセスク・ベレンゲール
 
レウス出身。父親はガウディの学校の先生であった。ガウディとの制作協力は長く、グエル邸のファサードのドローイングから始まり、没年のサグラダ・ファミリアまで続いている。

庭の意匠はガウディっぽく設えてある。 カテナリー型の生垣のトンネル。


サグラダ・ファミリア教会の尖塔にあったようなシンボルの塑像

 
入館券の販売所。あの建物がガウディの家博物館かと聞いている私。
入館料は大人5.5ユーロで、高齢者割引はなかったようである。
 
 
ガウディの家の前  階段に立つ私と息子達をワイフが写してくれました。
息子たちには私がボカシを入れました。
 

パンフ  日本語版があり、6つ折りの一枚ものである。

表紙  ガウディの家の調度品(椅子)の拡大写真
 


 
裏面  ガウディの家の遠景写真


館内展示品の説明

解説の一部を引用する。ガウディの晩年の様子がこの文章から伺える。

1906年ガウディは父親と姪と一緒にこの家に住み始めました。二人が亡くなった後も彼は一人で住み続け、カルメン会修道女が家事を手伝い、また健康管理のために友達が時折訪れました。

この家に住んでいた約20年間、建築家は壮年期の作品を生み出しました。その中には1914年から一筋に捧げてきたザグラダ・ファミリア教会の仕事がありました。彼がかかわっていたこのプロジェクトへの献身の度合いは非常に大きなものとなり、最終的には建築現場近くにいられるように教会作業所に居住することにしました。

晩年は、この家を出てザグラダ・ファミリア教会の仕事に没頭するため教会内に住み込む。目指す仕事のためには、住み慣れた家といえども捨て去ってしまったのだ。

さて、館内見学と参りましょう。

1階部分

ガウディ晩年期のスチール写真

 
応接室の様子 
 

ガウディの設計した家具が展示されている。カサ・ミラで見たような椅子や長椅子が展示されている。 バルセロナ旅行記 VII





ガウディの肖像写真。70歳ころの写真と思われる。


 
2階の展示室  

見晴らしのよい小部屋には、ガウディ関連の資料が並べられている。設計した数々の建築物の写真やバルセロナでの位置を示した掲示板などがある。


2階の住居部分に至る通路 

係員の方も格好良いが、廊下の照明具もモデル二スモ風で格好良いのである。


 

室内の展示品を見よう。

グエル伯爵の肖像画

ガウディの胸像 
 
 
サグラダ・ファミリア教会の模型



当時の写真などが展示されている。日本語説明はないので眺めるだけ。



ガウディの説明パネル


洗面所
  
 
祈りの部屋   ガウディは、ザグラダ・ファミリア教会の設計に携わるようになって以来熱心なキリスト教徒になった。

寝室

衣裳ダンス

映像コーナー


ガウディの使用した手帖、カップ、所有する十字架なども展示されている。



 
これで、 ガウディの家博物館の紹介はおしまい。 XVIIにつづく。
 
 
 

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