有漢のインターチェンジを降りると、石の風ぐるまという標識があった。これは、是非とも見なければならない、ということで、「うかん常山公園」に向かった。
すぐに着いた。ここが駐車場前の風の舞台である。 向こうに6基見えるのが、石の風車である。
もう1基離れて設置されているが、写真の右側にあり写っていない。
石の風ぐるまは、有漢町(うかんちょう)のシンボルモニュメントになっている。
Wikipedia には、該当記事がないのだが、関連記事 有漢インターチェンジ では簡単に
インターチェンジを降りてすぐにうかん常山公園、石の風車がある。
と触れられている。これでは、何も分からんしリンクも張っていない。見どころのある施設なので、是非新しいページをWikipedia に作って欲しいものだ。 良い参考ホームページとしては、うかん常山公園 石の風ぐるま がある。旅行記も幾つか見つかる。残念だが、歴史的な経緯については殆ど触れられていないので、ここでは引用しない。
一番立派な石の風車は、これ。 邪魔な爺いが写っているが、無視すること。
風だけで、巨大(それほどでもないが)風車がカラカラと回っているのだ。
実際に風車が回っている動画をお見せしよう。どうですか。すごいでしょう。
風車とか自然の力で動く建造物については、私は大好きで、以前こんな記事を書いた。よろしければ読んでください。
風をつかまえる-風車見学 風をつかまえて-風車を作る話
外国の風車 I 外国の風車 II 外国の風車 III
「石の風ぐるま」について調べて見た。 高梁市の公式ホームぺ-ジより。
石の風ぐるまが回る理由・大きさ、構造
うかん常山公園にある石の風ぐるまは、土台が御影石(みかげいし)、羽根は万成石でできていて、一番大きなもので土台が40トンもあり、直径242センチ、重さ約2トンもある羽根がついています。
ゆるやかな、自然の風を受けて、ゆっくりと、優しく回ります。
羽根と土台の石の組成が異なっている。万成石というのは、比較的軽いんだろうね。
・なぜ回るの?
「石の風ぐるま」は、高知市在住の彫刻家、門脇おさむ氏の製作によるもの。
うかん常山公園には7基の「石の風ぐるま」があり、羽根は全部で18個あります。この石でつくられた風ぐるまの羽根が、風速2~3mの風(すすきの穂が揺れる程度)で回る仕組みになっていて、意外性のある彫刻作品です。
仕組みの中身は.......それは秘密です。
微風で回るんだね。風速2~3mというのは驚きです。余程、性能のよいベアリングを使っているのに違いない。
有漢町では、まちづくりの戦略として、「石の風ぐるま」をシンボルモニュメントとし、「風をあつめ、風を起こす」を合言葉に広域的な地域間交流をすすめています。
町おこしの手段として、作成されたわけだ。製作年月日は、平成8年3月となっているので、19年前に建造されている。まだ新しいのだ。
うまいコピーがついている。
この「石の風ぐるま」の下に人々が集い、交流が深まることによって、新たな風(活力)が吹いてくるのです。
つまり、「石の風ぐるま」が回るのは、自然の風の力だけでなく、ここに集う人の力や思いが、石の羽根を回しているのです。
有漢町のお役所の思い通りになるかどうかは、難しいように思われる。辺鄙な場所にある。車場の車は少ないし、この日は平日だが、城型展望台は閉鎖されていた。沢山の観光客が来るといいんだけどね。
寫してきた石の風ぐるまの写真をアップしよう。2基目から7基目まで。
3基目。風ぐるまが3つ付いている。また、それぞれの風向きに対応するため、方向や高低を違えて付けられている。こんな具合です。
4基目。
5基目。風ぐるまが4つも付いている。
6基目。
手前が7基目。ここに来た証拠写真として、アップしておく。
再び、回る風ぐるまの動画。風の鳴る音が聞こえてくるであろうか。
向こうにみえるのは、実際のお城でなく 城型展望館「風と化石の館」 です。 この事実は、自宅に帰って調べてみて解った。てっきり常山城とばかり思っていたのだ。うかんつ(だじゃれ)でした。
城ではない展望館手前に、
有漢どうじゃったー?。 ぼっけえー、ええでー。
の顔出し看板あり。手前に小さくみえる看板です。
この日は閉鎖されていたが、展望館には、高速道路によって結ばれた南北軸沿線地域を、パネルや立体模型で紹介しているそうだ。 風と化石の館の名前通り、メインは化石の展示だろうね。
気になったので調べてみると、こんなのが展示されていたようである。有漢町で発掘された化石である。 約1600万年まえの化石。 恐竜の化石と思いきや、
なんと、巨大すっぽんの化石。 これは、復元模型。
まあ、恐竜の化石がこんなに整っている訳がないね。またクジラの骨の化石も発見されている。
どこの部分だか、全くわからん。
ここが屋外ステージ。 ウカンザ フェスティバルが開かれるそうだ。その他小規模なイベント開催に使われている。
展望台からの眺め。風の舞台が一望できる。 春になると、緑の芝生が美しい(写真でみると)。
展望館に行く途中にこのような、立て看がある。常山城跡の案内板です。これを見て、展望館が常山城の再建されたものと間違ったのだ。 Wiki によると、
現在、常山に城は現存しておらず、城跡として案内されている。
との事だ。
城と間違った展望館のアップ。
そのニセの城内。
展望館を降りてきて、風ぐるま市場を覗く。
なかは、招き猫やぺこちゃん、フクロウ、滝登りの鯉、コアラ、壺等々のお土産物で一杯でした。品揃えには、見事なほどに統一性がない。こんな具合です。
かくして石の風ぐるま見学を終えて、つぎの備中松山城に向かうのであった。
次回 III 備中松山城 につづく。
(後注:石の風ぐるまの動画をYouTubeで見つけた。音楽Cory Sipper の「Heal Up (as heard on Las Vegas)」 つきで、お勧めの動画です。フォークソング好きな方も、よかったらどうぞ。
うかん常山公園_石の風車
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